願かけ絵馬の考現学
~第百五講~

願かけ絵馬の考現学

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絵馬のアイコン写真

踊る

 絵本作家

 成就

みちむら依里子 
[大阪市 生玉神社摂社 浄瑠璃神社]

読みやすい、きれいな文字でサラサラと書いてある。
「絵本作家」の右肩に添えるように、「踊る」と記されている。
願主姓名は仮名に変えてあるが、姓のほうを平仮名、名のほうを漢字で書いてあるのは原文通りである。

で、こういう場合、どう解釈すべきなのだろうか。
依里子さんは、すでにプロの絵本作家としては地位を確立しており、近頃、舞踊のほうも始めたのだろうか。
それとも、もともと舞踊家あるいは舞踏家であったのが、最近、絵本の創作活動にも目覚め、この方面でも一家を成したいと願っているのだろうか。
それとも、どっちもまだ成長途上で、両方の成功を祈願しているのだろうか。
依里子さん自身は、自らをどう認識しているのだろう。

「成就」とあるのが、成就を祈願しているのか、すでに成就したことの御礼なのか。普通に考えれば前者であろう。

絵馬が奉納されていた浄瑠璃神社は、芸能上達を願う神様だから、依里子さんの主たる願いは踊りのほうなのだろうが、だからと言って、ひとつめの解釈で良いと断言する根拠にはならない。

と、ここまで考察して、これは単に筆者が無知なだけで、依里子さんの活躍を知らないだけなのではないかと自戒し、ネットで調べてみた。
すると案の定である。
依里子さんはすでに自作絵本も何点か出版なさっていて、市民向けの絵本作り指導なども手がけるプロであった。
これはどうも大変ご無礼してしまった。汗顔の至りである。
どうやら依里子さんは、最近、舞踊のほうもおはじめになったということらしい。

今回は、こういう、すでに名を成している創作家も小絵馬での願掛けなどするのだと判明しただけで、あまりたいした考察にはならなかった。他の回の講義が「大した考察」なんぞになっているのか?というご指摘もあるだろうが、そこは敢えて聞こえないふりで。
で、依里子さんが上達を願う舞踊とは、どういう種類のものかという点にも、あまり考察意欲を刺激されない。
削除も考えたが、一応、反省のよすがとして残しておく。

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紛らわしいが、大きいのが
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